どうもあますです。
最近あますの周りに腰を痛めている友人が増えていまして(笑)、そんな人達と話していて感じたことをまとめてみます。
そもそも腰ってどこなの?
みなさん、腰ってどこ?って聞かれて答えられますか?
多くの人が「この辺」って感じで手を当てたりすんじゃないでしょうか。
「腰とは第何腰椎から第何腰椎までを指し、そこに繋がる筋肉群の総称である。」みたいなうんちくをたれる人は殆どいないと思います。いたとしたら専門家でしょうか。
実際、腰への認識はそれくらい曖昧なもので、普段の生活ではそれで十分なわけですが、いざ痛めたとなるとそれではダメなのです。
例えば「足が痛い」と言われた時に、それが太ももなのか、ふくらはぎなのか、足の裏なのか、それぞれによって原因も対処も変わってきますよね。
つまり、「腰が痛い」という曖昧な言葉で終わらせずに、実際には「第何腰椎の左側が張ってるんだよね~」くらいには説明できないと、実は正しい対処ができないといいうことなのです。
では腰とはどこなのか?
図解できると簡単なんですが、ここはあえて言葉で説明していきます。
図解は検索すると分かりやすいものがあるはずなのでそちらを参照のこと(笑)
まずは骨
まず、お尻の骨「仙骨」という骨がありまして、硬い床に座った時に当たると痛い尻尾の名残の形の骨のことです。
その仙骨の上に腰椎と呼ばれる骨が重なっています。これが仙骨に近い方から「第5腰椎」と呼ばれていて、上に、つまり首に近づくごとに第4、第3、となって、腰椎と呼ばれる骨は第1までの5つの骨があります。
そして、仙骨の両側に「腸骨」と呼ばれる、字は違いますが前から見るとチョウチョのような形の骨があります。足の骨「大腿骨」が繋げっている「股関節」のある骨ですね。
骨に関していうと「仙骨」、「第5から第1までの腰椎」、「腸骨」これらが腰と呼ばれる部位に含まれます。
次に筋肉
この筋肉が重要です。
なぜならば腰と言いながら背中からの「広背筋」、「大腰筋」、足へ続く「大殿筋」、「大腿直筋」、「ハムストリングス」などなど。
おそらくその中でも重要なのが「大腰筋」と「腸骨筋」を含めた「腸腰筋」と呼ばれる筋肉。
これは腰椎から始まって大腿骨の付け根あたりに繋がっています。
腸腰筋に限らず、様々な筋肉がこの腰の骨に繋がったり通ったりしながら、背中から足まで繋げているわけです。
まさに上半身と下半身を繋ぐ要(かなめ)なわけですね、腰というのは。よくできた漢字ですよね。
これらの筋肉は腰に限らず、それぞれに引っ張り合って全身のバランスを取っています。これのバランスが崩れることによって痛みは発生しています。
右側の筋肉が緊張したままで左側が伸び切ったままで動いてしまったり、そのバランスを別の筋肉がとろうとしてそこに力が入りすぎてしまったり、そうやって発生した筋肉の痛みが腰痛の正体であることがほとんどです。
ギックリ腰も腰回りの筋肉のバランスの崩れからくるものです。
あますもギックリ腰になったことがある
はい、あますも昨年ギックリ腰になりました(笑)
ギックリ腰と言うと重いものを持ち上げた時に突然なるイメージでしたが、あますの場合は朝目が覚めたときに動けませんでした。
そうです、寝ている間に発症したわけですね。
前日まで連日の仕事が続いていて、身体的にも大変な内容であったことも原因だとは思いますが、思い返すときっかけは夏頃に痛めた背筋にあると考えています。
その日、重い物を持ち上げた時に背中の筋肉を痛めたのはわかったんですが、その後で左膝が痛くてまともに歩けませんでした。さらに左側の下腹部が膨らんでおり、その時は原因はわからなかったのでっすが、おそらく腸腰筋が腫れていたのではないかと考えています。その結果、左膝にまで影響が出たのだと。
鼠径部ヘルニア
下腹部の腫れに関しては「鼠径部ヘルニア」という症状もあるようで、これは腸が筋膜を突き破って出てきてしまうというもの。最初ネットでこれを見た時はさすがに引きまして、すぐに病院で診察を受けました。レントゲンも撮ってもらい先生に診てもらった結果としては「骨にも異常ないし、レントゲンを見る限りではそれではないね、もしかしたら便が溜まってるって場合もあるよ(笑)」って感じでした。実際、高齢者に多い症状で、場所も鼠径部よりはもっと上が腫れていたのでそれではなかったのかなと。
結局しばらくすると下腹部の腫れは引いていました。
その後
鼠径部ヘルニアを疑ったあと、そして腫れが引いた後は左のハムストリングがずっと張った感じで、歩き方もバランスが悪いとわかってはいたんですが、「自分でストレッチとマッサージしてればそのうちよくなるだろ」くらいの感じでいました。
今思えばその時にしっかりい処置していればギックリ腰にはならなかったかもしれません。
あますのギックリ腰の症状は?
あますの症状は落ち着いたあとで考えると、背中を痛めた結果、腸腰筋とのバランスが崩れ、その影響が左脚まで及び、歩行に関しても無理にバランスを取ろうとし続けた結果さらに全体のバランスを崩して腰周りの筋肉が限界に達した。
といった感じ。特にダメージが大きかったのは「仙腸関節」という仙骨と腸骨が繋がっている関節部分ですね。
今でもたまにその辺に痛みや張りが出ます。
朝目が覚めて動けなかった時は腰周りの筋肉が固まっていてどこが痛いとか原因だとかわからないほどでした。
本当に立ち上がれなくなるんですよね(笑)
なんとか動こうとして床に降りたはいいものの、全く動けず半日ほど床の上にいました。その後なんとか知り合いに連絡が取れ、食料を買ってきてもらい、その日はもう夜だったので次の日に整体で診てもらう時も友人が付き添ってくれました。この時は週末で病院やってなかったんですよね。
で、その整体で言われたのが筋肉のバランスの話ですね。
そこでの処置も、あますは腰が痛い、張ってるって言っているのに、お腹側のマッサージ、ストレッチがメインでした。そしてとても痛かった(笑)
腰が痛いって本当はどこが痛いの?
つまり腰の痛みとは筋肉の痛みであって、腰という全部を含めた言葉では原因の特定にはいたらないという事です。
ただ骨や内臓に問題がある場合もあるのでちゃんと病院には行きましょう!これほんと。
これは病院や整体でも、誰かに症状を伝える時にざっくっりと「腰が痛いんです」だけでは相手も対処のしようが無いということです。
発症した初期段階では確かに痛みが広範囲に及ぶので説明することも難しいと思いますが、可能な限り腰のどの辺がどんな風に痛いのかを説明することが重要です。
実はこれ、自分で対処する時にも重要でして、痛いところだけマッサージしてもその根本原因を治さないい限り痛みはまた再発するわけです。
これを理解するには専門書なりでしっかり勉強しないといけないと思いますが、少し調べて自分の身体への理解に目を向けるだけでも効果があると感じています。
「この筋肉はここからここまで繋がっていてどこと関係性がある」みたいなことです。
この辺は筋膜リリースとかで検索するといろいろ出てきますね。
あとは「アナトミートレイン」というのも面白いです。これは今かなり興味あるやつです。
あますの周りで腰が痛いって言ってる人達に話を聞いても曖昧なままで具体的に話す人がいないので、同じ腰の痛みの経験者としては少しでも力になりたいと思っているんですが。なかなか本人の理解にはつながらないですね。
まあ、あますに話したところで解決するかわからないし、そもそも信用がないだけかもしれませんが。
まとめ
あますの場合は身体の不調をきっかけにそれについての理解も深まったので、周りの人にもぜひそうなってほしいなと思って今回書いてみました。
身体に限らず、人間知っているつもりになっている事が実はたくさんあるので、そういう事にも気づくきっかけになればいいな、って思ったりもします。
実におこがましいですね(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございます。
体調にはお気をつけください。